【新生堂薬局】店頭メディア導入/顧客に合わせたクーポン配信

【2024.01.16配信】新生堂薬局(本社:福岡市南区、代表取締役社長:水田怜氏)は2024年2月1日、店頭ストアメディアサービスを51店舗に導入する。店頭ストアメディア機を通じて1to1のパーソナルプロモーションを実現するもの。

好みの商品のリピート購入の促進など最適なタイミングで販促施策可能

新生堂薬局が導入するのは、マギー株式会社(本社:沖縄県豊見城市、代表取締役社長:山川朝賢氏)の店頭ストアメディア機PALを活用した店頭ストアメディアサービス「ハピまる君」。
同サービスは、店頭ストアメディア機PAL(以下、「PAL」)を通じて1to1のパーソナルプロモーションを実現する。2024年2月より、PALは新生堂薬局グループのドラッグストア計51店舗に『ハピまる君』の愛称で導入される。マギー社は、同サービスの実施支援を通じて、顧客の来店満足度および各店舗売上の向上を後押しする。

新生堂薬局では、画一的になりがちな販促施策では顧客満足度の向上に限界があると考え、店舗ならではの価値を発揮すべく、顧客が適切なタイミングで好みの商品と出会うための販売促進が必要と考えてきた。
こうした中、新商品の発売に伴うキャンペーンなどの販促施策や、好みの商品のリピート購入の促進などを最適なタイミングで実行可能にする、マギーの店頭ストアメディアサービスが採用することにした。

試験導入で来店頻度や1人当たりの買い上げ点数改善を確認

新生堂薬局における試験導入では、来店頻度や1人当たりの買い上げ点数改善が確認されたという。
2023年6月から11月にかけて、新生堂薬局グループの福岡・熊本地域のドラッグストア3店舗で試験導入を行ったもので、その結果、「ハピまる君」を利用した顧客の月間の来店頻度や月間の1人当たり買い上げ点数が改善され、優良顧客の維持拡大、また各メーカーの商品においても、ターゲティングを共同で研究することで獲得単価を抑えた販促が可能となった。

ID-POSや地域データや商品情報、MD情報などと組み合わせデータベース化

同サービスは、導入企業が保有する購買履歴を含む顧客データ(ID-POS)を収集し、マギー独自開発の地域データ(i-code)や商品情報、MD情報などと組み合わせたビッグデータとしてデータベース化。このデータベースを利用し、顧客と商品の関係を独自の観点により分析し、一人一人異なるDNA(Ameba DNA)を生成する。このDNA(Ameba DNA)を活用することで、一人一人異なる、購入可能性の高い商品のプロモーションを実現するという。
店頭では、クーポン・利用感謝クーポン・来店ポイントくじの3つのサービスを利用でき、新生堂ハッピーアプリまたは、ハッピーカードをスキャンするだけで簡単に利用が可能。各購買データは、その顧客のDNAとして更新され、次回来店時にはまた異なるプロモーションが実施される。また、パーソナルプロモーションの販促施策を実施した後は、迅速なレポート発行にも対応している。これにより、PDCAサイクルによる改善活動を通じて、常に販促の最適化を実現することが可能とする。

今後は、商品情報データをさらに強化し、商品と顧客の関係性を学習させ、ターゲティング精度の向上を目指す方針。同社では「新生堂薬局と連携し、地域データとの活用などを進め、より一層お客様のニーズに応えるサービスづくりに努めてまいります」としている。

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