4度目の女子最優秀監督を受賞したヴィーフマン監督が契約延長、イングランド女子代表を2027年まで指揮

4度の女子最優秀監督に選ばれたヴィーフマン監督[写真:Getty Images]

イングランドサッカー協会(FA)は16日、イングランド女子代表のサリナ・ヴィーフマン監督(54)との契約延長を発表した。新契約は2027年の女子ワールドカップ後までとなる。

オランダ人指揮官のヴィーフマン監督は、オランダ女子代表としても活躍。1987年から2001年までプレーし99試合に出場。2003年に現役を引退すると、指導者の道に進んだ。

テル・リード、ADOデン・ハーグの女子チームを指揮したのち、2014年にオランダ女子代表のアシスタントコーチに就任。2015年には暫定的に監督となると、2017年に正式に監督に就任した。

オランダを率いては、2017年の女子ユーロで見事に優勝。2019年の女子ワールドカップ(W杯)では準優勝の成績を残し、その手腕が注目されることに。2021年の東京オリンピックでもオランダ女子代表を率いるも、ベスト8で敗退。その後、イングランド女子代表監督に就任した。

イングランドでは、2022年の女子ユーロで見事に優勝を果たすと、2023年の女子W杯では準優勝の成績を残していた。

指揮官としては、FIFA(国際サッカー連盟)女子最優秀監督に2017年、2020年、2022年、2023年と4度選出されており、15日に行われた『ザ・ベスト・FIFAフットボールアウォーズ』で4度目の最優秀監督に選ばれたばかりだった。

ヴィーフマン監督はFAを通じてコメントしている。

「信じられないような2年半を経て、2027年までイングランドを率いる機会を得ることができてとてもうれしい」

「将来に向けて、私たちにはまだやり残した仕事があり、それ以上のことができると分かっていますが、決して簡単なことではない」

「私たちのゲームはトップレベルで非常に競争的になってきている。私はその機会を楽しんでおり、ユーロ予選、そしてワールドカップが始まるのが待ちきれない」

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