三浦・三崎のマグロ加工老舗「山久」が今月閉店 名物は粕漬・味噌漬、近年は売り上げ低迷

1月いっぱいで閉店する「山久」=15日、三浦市三崎5丁目

 マグロ加工品製造販売の老舗「山久(やまきゅう)」(神奈川県三浦市三崎5丁目)が31日で閉店することが16日、分かった。同社のかす漬け・みそ漬けは遠洋マグロ漁の拠点である三崎港を代表する商品として人気を集めたが、近年は売り上げが低迷していたという。

 同社は1950(昭和25)年創業。2年後に創業者の山田久治氏がシロカワカジキを原料とする「まぐろの粕漬(かすづけ)・味噌漬(みそづけ)」を考案した。生でも食べられる新鮮さが評判を呼び、「三崎の山久」として知られた。 

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