39歳のグリエルが現役続行か 複数のチームから関心が寄せられる

野球リポーターのフランシス・ロメロ記者によると、マーリンズからFAとなっている39歳のユリ・グリエルに対し、複数のチームが関心を寄せているようだ。現役引退も視野に入る年齢となっているグリエルだが、「近いうちに決断を下さなければならない」と話しているという。複数のチームから関心が寄せられている状況を考えると、グリエルが今季も現役を続行する可能性は高い。ただし、レギュラーの一塁手として計算するのは難しく、昨季同様にマイナー契約からのスタートとなるかもしれない。

2016年にアストロズでメジャーデビューしたグリエルは、デビュー時点で32歳だった。早打ちで四球も三振も少ない打撃が特徴であり、2019年には打率.298、31本塁打、104打点、OPS.884の好成績をマーク。2021年には自己最高の打率.319を記録し、首位打者のタイトルを獲得した。2017年と2022年にワールドシリーズ制覇を経験。2021年には一塁手としてゴールドグラブ賞も受賞している。

2022年に打率.242、8本塁打、53打点、OPS.647と大きく成績を落としたため、昨季はマーリンズとのマイナー契約からスタート。開幕ロースター入りを果たし、シーズンを通してメジャーのロースターに名を連ねたが、成績自体は108試合で打率.245、4本塁打、27打点、OPS.663と平凡だった。ただし、5月下旬まで打率3割をキープするなど、随所で高い打撃技術を発揮していたため、疲労やスタミナを考慮しながら起用すれば、一定の貢献は望めるかもしれない。

移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、グリエル獲得に動く可能性があるチームとして、昨オフにも興味を示していたツインズ、右打ちのDH候補を探しているダイヤモンドバックス(弟のルルデス・グリエルJr.が在籍中)、予算的な制約のなかで右打ちのDH候補を探しているマリナーズ、打線が左打者偏重となっているガーディアンズなどを挙げている。

通算1000安打まであと61本、通算100本塁打まであと2本、通算500打点まであと38打点に迫っているグリエル。今季はどのチームのユニフォームを着てプレーすることになるのだろうか。

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