プロスペクト左腕トップ10 ジャイアンツ・ハリソンが1位に選出

MLB公式サイトでプロスペクト(若手有望株)の情報を専門的に扱う「MLBパイプライン」では、2024年版の「ポジション別プロスペクト・ランキング・トップ10」の発表をスタートしており、日本時間1月18日にはプロスペクト左腕トップ10が発表された。1位に選ばれたのは、昨年8月にメジャーデビューを果たしたカイル・ハリソン(ジャイアンツ)。すでにメジャー初勝利を挙げているが、今季は先発ローテーション定着が期待されており、ナ・リーグの新人王候補の1人に挙げる声も出ている。

ハリソンに次ぐ2位にはリッキー・ティードマン(ブルージェイズ)がランクイン。故障の影響で昨季は15試合(44イニング)の登板にとどまったものの、すでにマイナーAAA級に到達しており、メジャー昇格の日は近いとみられる。早ければ今季中にメジャー昇格を果たし、菊池雄星らとともに先発の一角を担う可能性もありそうだ。

プロスペクト左腕トップ10にランクインした選手のなかでは、5位のアンソニー・ソロメト(パイレーツ)、6位のカーソン・ワイゼンハント(ジャイアンツ)、9位のロバート・ガッサー(ブリュワーズ)も今季中のメジャーデビューを期待されている。昨季マイナーA級、A+級、AA級の合計で11勝3敗、防御率1.82という素晴らしい成績を残した3位のロビー・スネリング(パドレス)も今季デビューの可能性があるとみられている。

7位のジャクソン・フェリスは、つい先日のトレードでカブスからドジャースに移籍したばかり。ドジャースは昨季マイナーAAA級のMVPに輝いたマイケル・ブッシュを放出したが、ブッシュは起用するポジションがなかった余剰戦力であり、その余剰戦力をプロスペクトとしての価値があるうちに放出し、将来有望な若手左腕を手に入れたことになる。アンドリュー・フリードマン編成本部長は、今季のワールドシリーズ制覇を全力で狙いつつも、将来を見据えたチーム編成にも着手しているというわけだ。

「MLBパイプライン」が発表したプロスペクト左腕トップ10は以下の通り。

1 カイル・ハリソン(ジャイアンツ)
2 リッキー・ティードマン(ブルージェイズ)
3 ロビー・スネリング(パドレス)
4 ノア・シュルツ(ホワイトソックス)
5 アンソニー・ソロメト(パイレーツ)
6 カーソン・ワイゼンハント(ジャイアンツ)
7 ジャクソン・フェリス(ドジャース)
8 トーマス・ホワイト(マーリンズ)
9 ロバート・ガッサー(ブリュワーズ)
10 ジョーダン・ウィックス(カブス)

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