【日本人初の快挙】ドバイ開催のアラブ国際音楽祭にてアルジェリア出身の人気女性ヒップホップアーティストに提供した楽曲がノミネートされ受賞!

アラブの音楽界において権威とも言える「アラブ国際音楽祭」に、日本人プロデューサーがその名を刻んだというニュースが舞い込んできた。詳細をご紹介します。

音楽は国境を越えていく、“世界共通”のもの

受賞したのは、福岡県を拠点に活動している音楽プロデューサーの副田信隆(Ryugen)さん

2023年1月にリリースされ、同年10月にドバイで開催された「アラブ国際音楽祭」にて、アルジェリア出身で絶大的な人気を誇る女性ヒップホップアーティスト“ザオ”さんのアルバム「Résilience」が受賞作となった。

同アルバムの楽曲「アルジェリアを愛してます」にプロデューサーとして参加している。

副田信隆(Ryugen)さんは、1980年、福岡県古賀市出身。今も福岡県内を拠点に活動している。

「今回この様な名誉ある賞を頂戴致しまして誠に光栄に思います」と率直な気持ちを語った。

彼が音楽の道に目覚めたのは14歳の時。中学時代にバンドを誘われたのがきっかけだった。学生時代はバンド活動や作曲活動に明け暮れ、音楽を通じてより自分の個性を出していきたいと考えるようになる。

「『Résilience 』がリリースされてから、もう1年くらい経っています。今回、こうして受賞したことはもちろんうれしいのですが、これはまだまだ自分の夢に向かう通過点の一つです。 僕は音楽しか出来ないので、音楽を通して、国や言語や文化を越えた心と心のコミュニケーションがしたいと思っています。例え言葉は通じなくても、文化の違いはあっても、心と心で繋がっている。今回の受賞で、音楽は国境を越えていく、“世界共通”のものだと改めて思いました。 日本では才能ある若い世代の音楽家が沢山います。 これから世界に目を向け、活動の場を広げてもらって活躍してほしいです」

「やはり目指すのは全米でグラミー賞を獲りたい」―― 最後に自らの夢を語ってくれた副田信隆(Ryugen)さん。

それが現実となる日も、もしかするとそう遠くないのかもしれない。

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