米軍、あす19日にパラシュート訓練 嘉手納基地で 玉城デニー知事は中止求める「県民に不安を与える」 

 沖縄県の米軍嘉手納基地で19日にパラシュート降下訓練が計画されていることが分かった。米連邦航空局が17日に航空情報(ノータム)で発表した。訓練の時間は午後2~3時。玉城デニー知事は18日の定例記者会見で「県民に不安や被害を与える恐れがある」とし、「実施しないよう引き続き求めていく」と述べた。

 県の溜政仁知事公室長は18日午後に外務省沖縄事務所と沖縄防衛局に口頭で中止を申し入れる予定。

 同基地では2023年12月19日にもパラシュート降下訓練が実施されている。

 沖縄本島北部の西側にある伊江島補助飛行場で実施する決まりだが、2007年の日米合意で、例外的な場合に限り嘉手納基地の使用を可能としている。

(資料写真)昨年12月19日夜に行われたパラシュート降下訓練で、嘉手納基地内に降り立つ米兵(竹尾智勇撮影)

© 株式会社沖縄タイムス社