チェルシーのブロヤにウルブスやウェストハムが関心 移籍の実現を左右する要素とは?

写真:ヒザの大ケガを乗り越えたブロヤだがチェルシーで定位置をつかめずにいる

チェルシーのアルバニア代表FWアルマンド・ブロヤの将来は、同クラブがストライカーを獲得するかが左右するだろう。イギリス『ガーディアン』が報じている。

ブロヤは今季、公式戦の出場試合数は17試合であり、そのうち半分以上が途中出場である。チェルシーがストライカーを獲得した場合、センターフォワードのポジション争いはより激しくなり、ブロヤの出場機会はさらに減るだろう。

イギリス『ガーディアン』によると、チェルシーはナポリのナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンを獲得候補にリストアップしており、ブライトンのアイルランド代表FWエヴァン・ファーガソンも計画に入っているという。

この状況に注目しているのがウルブスとウェストハムである。ウルブスを指揮するギャリー・オニール監督はストライカーの獲得を希望しており、ブロヤを候補にあげている。また、ウェストハムは以前からブロヤを高く評価してきた。ブロヤは2021-22シーズンにレンタル先のサウサンプトンで公式戦38試合に出場して9ゴールを記録している。ブロヤは22歳であり、秘めているポテンシャルは高い。

ウルブスがブロヤを獲得する場合は、完全移籍ではなく買い取りオプション付きのレンタルとなる可能性が高い。ウェストハムはジャマイカ代表FWミカイル・アントニオなど攻撃陣の負傷者が続出しており、デヴィッド・モイーズ監督は攻撃陣を補強したいと考えている。

ブロヤはチェルシーのアカデミー出身である。アカデミー出身の選手を売却した金銭は純粋な利益として扱われるため、同クラブが財務規則に違反しないようにする上でも重要になる。

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