今永獲得のカブスが大型補強へ 「注目すべきチームだ」と米記者

今永昇太と4年契約を結び、ようやく今オフ最初の大きな補強を実現させたカブスだが、今永獲得は今後の大型補強の序章に過ぎないのかもしれない。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のバスター・オルニー記者によると、球界関係者のなかにはカブスが今後、シーズン開幕までに「全チームのなかで最もインパクトのある補強をする」と予想している者もおり、「注目すべきチーム」に挙げられているという。カブスの選手たちも熱望しているとみられる、コディ・ベリンジャーとの再契約が実現する可能性もありそうだ。

まだFA市場に残っている野手のなかでは、ベリンジャーとマット・チャップマンの2人が要注目ターゲットとなる。確固たる正三塁手が不在というチーム状況を考えると、チャップマンのほうがチームにフィットすると言えそうだが、ダンズビー・スワンソンをはじめとするカブスの選手たちはベリンジャーとの再契約を強く望んでいる。ベリンジャー争奪戦において、カブスのライバルになると目されていたチームの多くはすでに外野手の補強を完了しており、ベリンジャーは市場に余ってしまっている状況。ベリンジャー側の希望価格が下がれば、カブスが再契約を結ぶことも不可能ではないだろう。

投手陣に目を向けると、昨季もチームの弱点となっていたブルペンの補強が急務。MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者はカブスがブルペンの補強を目指していることを報じており、パドレスからFAとなった球界屈指のクローザー、ジョシュ・ヘイダーに興味を示しているとみられる。ベリンジャー同様に、ヘイダー側の希望価格が下がらない限り、獲得は難しいと思われるが、昨季までブリュワーズで指揮を執っていたクレイグ・カウンセル監督の存在がアドバンテージとなるかもしれない。

今オフここまでのカブスの補強は、今永と契約し、ドジャースとの2対2のトレードでマイケル・ブッシュとイェンシー・アルモンテを獲得したのが目立つ程度。球界関係者の予想通りに、ベリンジャーやチャップマン、ヘイダーを獲得するような大型補強が実現するのか、今後の動向に注目だ。

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