横浜港「象の鼻」から大岡川へはクルーズ船で 交通網の試験運行中、4月の定期運航目指す

クルーズ船「かなもえ」の試験運航には多くの乗客が乗船していた=横浜市西区

 京浜フェリーボート(横浜市中区)は、運航するクルーズ船「かなもえ」でピア象の鼻(同)から大岡川の横浜日ノ出桟橋(同)を結ぶ水上交通網の試験運航を行っている。乗船は無料で予約不要。24日まで。

 同船は全長約12メートルで42人乗り。屋根がないフルオープンデッキのため、低い橋の下でも通過可能。乗船時間は約30分で、途中の新港ふ頭(同区)にあるピア運河パークや、みなとみらい21(MM21)地区のピア日本丸で乗船や下船することもできる。

 試験運航は1日4往復。象の鼻からの出港時刻は午前10時、午前11時30分、午後2時、午後3時30分。横浜日ノ出桟橋からの出港時刻は10時42分、午後0時12分、午後2時42分、午後4時12分。天候により運休となる場合がある。なお21日は悪天候が予想されるため、終日運休となる。

 同社によると、同ルートでの定期運航は4月下旬頃を目指しているという。担当者は「少し歩くと距離があるエリアなので、交通網の一つとして楽しんでもらいたい」と話している。

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