「投資で稼げます」SNSの広告をクリック 4800万円をだまし取られた50代女性 沖縄県内で特殊詐欺の被害相次ぐ

(資料写真)1万円札

 豊見城署は19日、沖縄本島南部の自営業の50代女性が特殊詐欺(金融商品詐欺)で約4800万円をだまし取られたと発表した。県内で特殊詐欺の被害が相次いでおり、署は「特殊詐欺にはさまざまな手口がある。振り込む前に正当な取引かどうかを再確認して」と注意を呼びかけている。

 署によると女性は昨年10月上旬、SNS(交流サイト)の「投資で稼げます」という広告をクリックすると男から電話があり、株の投資を勧められた。SNSで連絡を取り合い、10回にわたって相手口座に約4800万円を振り込んだ。一度に70万円払った際、利益とされる9万円が女性の口座に振り込まれたことなどから話を信じたという。

 また同日、嘉手納署は本島中部の調理師の60代女性が還付金詐欺で83万円をだまし取られたと発表した。

 県警によると今年に入り、特殊詐欺の被害認知件数は5件で、被害総額は約7千万円に上るという。

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