島野菜や畜産物の試食販売も 「おきなわ花と食のフェスティバル」が開幕 20、21日那覇市・奥武山公園

校内で育てた野菜や果物を販売する県立農業大の学生(左)=20日、那覇市の奥武山公園第1駐車場

 「おきなわ花と食のフェスティバル2024」が20日、那覇市の奥武山公園で始まった。「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう沖縄産!」をキャッチフレーズに2日間の日程で開催し、地産地消を促す。アフターコロナで5年ぶりにフル開催し、130団体が出展する。21日午後6時まで。

 県立農業大学校のブースではスターフルーツやアテモヤなど、校内で育てた珍しい果物や野菜を販売する。販売を担当する学生は「このスターフルーツは新しい品種で可食部が多く、おいしい」とアピール。午前10時の開幕と同時に多くの来場者が訪れ、商品を手に取っていた。

 第1駐車場や川沿いの屋外会場では、島野菜や畜産物の試食販売のほか、サトウキビしぼり体験などが楽しめる。屋内会場の県立武道館には、野菜や花の品評会受賞作がずらりと並んでいる。

 会期中、那覇軍港西側に臨時駐車場を設け、会場までシャトルバスを約20分おきに運行する。会場には募金箱を3カ所設置し、能登半島地震の義援金を募る

座間味村産シークヮーサーを使ったビール「ホエールテイル」をPRするココキッチンの前田直人オーナー=19日、那覇市の奥武山公園

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