エンゼルスがブルペン補強 救援右腕スティーブンソンと契約合意

オフに入ってルイス・ガルシア、アダム・シンバー、ザック・プリーサックらを獲得し、投手陣の頭数を揃える動きを見せていたエンゼルスだが、ここにきて大きな補強を実現させた。米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、エンゼルスはレイズからFAとなっていた救援右腕ロバート・スティーブンソンと契約合意に至ったという。ヤンキースやドジャースも含め、多くのチームが獲得に乗り出していたスティーブンソンだが、投手陣に不安を抱えるエンゼルスが獲得に成功した。

現在30歳のスティーブンソンは、かつてトップ・プロスペクトとして期待されていた右腕。2016年にレッズでメジャーデビューしたものの、先発投手としては大成できず、2019年からリリーフに本格転向した。2019年はレッズで57試合に登板して防御率3.76、2021年にはロッキーズで49試合に登板して防御率3.13を記録している。

今オフ、多くのチームがスティーブンソンに興味を示していたのは、昨季途中にレイズへ移籍したあとのピッチングが素晴らしかったからである。昨季パイレーツでは18試合で防御率5.14に終わったスティーブンソンだが、レイズ移籍後は42試合で防御率2.35、被打率.138、WHIP0.68、奪三振率14.09という見事なパフォーマンスを披露。スライダーを改良してカッターに変更したことが大きな効果を発揮していた。

「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、エンゼルスとスティーブンソンは3年契約+オプションで合意したという(現時点では金額は不明)。エンゼルスには昨季31セーブを挙げたカルロス・エステベスがいるため、スティーブンソンは8回を担当するセットアッパーとしての起用が有力だが、エステベスは決して絶対的な存在ではなく、場合によってはスティーブンソンがクローザーを務める可能性もあるだろう。レイズ移籍後の快投をエンゼルスでも維持できるか注目される。

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