2008年に五輪で金メダルのメッシとディ・マリアがパリ大会に意欲! マスチェラーノ監督も可能性認める

パリ五輪出場が現実味を帯びてきたメッシ(右)とディ・マリア[写真:Getty Images]

インテル・マイアミのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシとベンフィカの同代表MFアンヘル・ディ・マリアがパリ・オリンピック出場を希望しているようだ。『DSports』が報じた。

2022年末にはアルゼンチン代表の一員として悲願のワールドカップ制覇を成し遂げたメッシとディ・マリア。それぞれ36歳と35歳であることからキャリア晩年をどう過ごすのかにも注目が集まる中、ディ・マリアは昨年11月に自身のインスタグラムで「コパ・アメリカが、僕がアルゼンチンのユニフォームを着る最後の機会になるだろう」と今夏の代表引退を表明していた。

しかし、2人はU-23アルゼンチン代表がパリ・オリンピックの出場権を獲得した場合、フランスでプレーすることを望んでいるとのこと。アルゼンチンサッカー協会(AFA)も2人の夢を実現させるべくすでに動いているようで、フル代表の活動にU-23代表やU-20代表の一部選手たちを参加させ、メッシやディ・マリアとの融合を計画しているようだ。

また、U-23代表チームを率いるハビエル・マスチェラーノ監督も数日前にこの件についてコメント。パリ・オリンピック出場が叶った場合、フル代表のリオネル・スカローニ監督がチームの指揮をとり、マスチェラーノ監督がアシスタントかコーチングスタッフに回るという案も出ているようで、メッシやディ・マリアのパリ・オリンピック出場の可能性も同時に明らかにしている。

「スカローニがオリンピックのU-23チームの監督になれるといいね。その可能性もある。アンヘル・ディ・マリアやリオネル・メッシのような選手は、オリンピックでプレーするかどうかを選択するチャンスを得ている。フィデオ(ディ・マリア)にとっては、代表に別れを告げる良い機会になるだろう」

なお、コパ・アメリカは6月20日から7月14日まで行われ、パリ・オリンピックのサッカー競技は7月24日から8月10日まで開催。アメリカでプレーしているメッシはシーズン途中の大会参加となるが、パリ・オリンピック出場によるクラブへの影響は、1試合の欠場のみにとどまるようだ。

2008年の北京オリンピックではマスチェラーノ氏とともに金メダルを獲得したメッシとディ・マリアだが、今度はフランスの地で共に優勝を目指すことになるのだろうか。

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