ノッティンガム・フォレスト戦で8カ月間の活動禁止処分から復帰したブレントフォードのイングランド代表FWイヴァン・トニーが試合を振り返った。
ブレントフォードのエースとして2022-23シーズンのプレミアリーグでは30試合に出場し20ゴールを記録したトニーだったが、232件の賭博規則違反が発覚し、2023年5月に8カ月間の活動停止処分を受けた。
処分が明けたトニーは、20日に行われたプレミアリーグ第21節のフォレスト戦に先発出場すると、1点を追う19分にボックス右手前で獲得したFKを直接ゴール右隅に沈め、266日ぶりのゴールを記録。
その後も打ち合いとなった一戦は、68分にモペイが奪ったゴールを守り抜き、ブレントフォードがリーグ戦6試合ぶりの白星を飾った。
復帰戦でゴールを挙げるなど最高のカムバックを果たしたトニーは、試合後に受けた『スカイ・スポーツ』のインタビューで以下のように喜びを語った。
「あの距離のFKはトレーニングでもやっているんだ。みんなが駐車しているところにシュートを打ち込むので、僕はいつも怒られるんだ。でも、今日は練習の成果を出せたから良かったよ」
「いつもならシュートは枠に飛ばすと思うんだけど、ちょっと動かしてコーナーを狙ったんだ。入ってくれたことに感謝してるし、チームのみんなとあそこに戻ってこれたことにも感謝してる。ファンやみんなに会いたかった。僕は帰ってきたんだ」
「最後の方は本当に苦しかったよ。70分くらいから体がしんどくなってきて、ゼリーを飲まなければいけないと思ったんだ」
「だけど、ファンの歓声を聞き、アドレナリンが放出され、チームが勝利に近づいていることを実感した。最高の気分だったよ」
「今日もハードワークした。僕らは負け続けていたけれど、常にベストを尽くしてきた。この勝利はみんなに与えられたものだ」