新潟佐渡市の給水車、対応職員が11時間不在で"無人状態"に 能登半島地震翌日、渡辺竜五市長「心からおわび」

 新潟県佐渡市は1月19日、能登半島地震発生翌日の2日に両津吉井小学校に配置された給水車でおよそ11時間、市民に給水対応する職員が不在の状態になっていたと明らかにした。

 佐渡市によると、両津吉井小学校では1月2日午前6時から給水活動を行っていた。その後、水を求める市民が途絶えたことから、周辺で行っていた濁水の排出作業などに対応するため、午前10時過ぎに職員個人の判断で給水車を離れた。市に報告もなかったため、午後9時ごろの撤収時まで無人の状態となった。

 渡辺竜五市長は「心からおわびする。改めて応急給水の体制を確認し、再発防止に努める」とコメントした。

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