関根学園高野球部 「雪月花」乗客を出迎え 「おもてなし隊」部員「とんび」姿で

高田駅ホームで乗客を歓迎。「とんび」姿で出迎えた

関根学園高(上越市大貫2、鈴木重行校長)の野球部員は20日、えちごトキめき鉄道のリゾート列車「雪月花」の乗客に対するもてなしに協力した。雪国装束をまとい、高田駅で乗客を出迎えた。

雪月花は冬季の特別運行として、高田駅で乗客が降車し、高田の雁木通りや歴史的建物などを巡るバスツアーを行っている。同駅降車時に、地元有志による「雁木のまち高田おもてなし隊」が出迎えているが、今回は野球部員9人が参加。高校生によるもてなし参加は2年ぶりだという。

生徒たちは明治期から戦前ごろまで使われていた男性用のコート「とんび」を着用し出迎えた。同日の乗客は台湾からの来訪者が多かったため、中国語のあいさつで歓迎。乗客らも歴史情緒に笑みを浮かべ、写真撮影などをしていた。

副キャプテンの片桐優君は「高田の人は心が優しい。(雪月花の乗客に)まちの皆さんと関わり、歴史や文化を知ってもらいたい」と話した。

2月には女子バスケットボール部によるもてなしを予定している。

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