ラポルテがC・ロナウドに反論「サウジアラビアでは不幸な選手もいる」

写真:昨夏にマンチェスター・シティからアル・ナスルに加入したラポルテ

サウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ナスルに所属するスペイン代表DFアイメリク・ラポルテが、サウジアラビアでの日々に不満を漏らした。イギリス『デイリーミラー』電子版が伝えている。

サウジアラビアでは1月18日、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンが移籍からわずか半年間でアル・イテファクとの契約を解除し、アヤックスに電撃移籍。他にも元フランス代表FWカリム・ベンゼマや元ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが現地での生活に馴染めず、退団を検討しているとされている。

一方で、2023年1月にアル・ナスルに移籍したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは次のように語り、サウジアラビアでの日々が充実したものであることをアピールしている。

「サウジ・プロフェッショナルリーグはフランスのリーグ・アンより競争力がある。すでにリーグ・アンより優れたリーグであることは間違いない。アル・ナスルでの日々はとても幸せだ。この国のリーグは一歩ずつ着実に成長している。将来的には世界トップ3のリーグになるだろう」

しかし、これに対する反対意見を述べたのがアル・ナスルのチームメートであるラポルテだ。彼は次のように語っている。

「結局は適応できるかどうかだ。僕らにとって簡単なことではない。実際、不満を抱いている選手も多い。毎日、(現地の人間と)交渉をし、物事を改善させながら取り組んでいるようなものだ。この国の人々にとって、ヨーロッパで長いキャリアを持つ選手をこれだけ多く抱えるのは初めてのことだ。そのような状況に慣れていないんだろうけど、もう少し真剣に考えてほしいとも思っている」

「正直に言って、僕らの多くはフットボールのためだけでここに来たわけではない。その点においては満足している人が多いけど、僕は経済面の先にある部分も求めていきたい。生活の質という点で言えば、僕はもっと違うものを期待していた。リヤドは交通の便が悪く、車の中で3時間も過ごさなければならない。車の中で無駄な時間を過ごしているんだ」

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