茨城県坂東市大崎の県自然博物館(横山一己館長)で開かれていた企画展「地衣類-木を、岩を、地面を彩る身近な生き物」の会期中の入館者が21日、10万人に達した。10万人目となったつくば市、小学5年、辻村綾子さん(11)に、アンモナイトの化石や証明書など記念品が贈られた。
同展は昨年10月7日に開幕。カビやキノコの仲間「地衣類」を、ガードレールや街路樹などに潜む身近な生き物として紹介するもので、この日は会期最終日だった。父親と弟の家族3人で訪れた辻村さんは「(10万人目で)びっくりした。うれしい」と笑顔。家族で記念式典に参加し、くす玉を割って喜んだ。
動物が好きで10回以上来館しているという辻村さん。地衣類については同展で初めて知ったが「身近な所にいる生き物だと分かった。身の回りにもいないか探してみようと思った」と目を輝かせた。