地域に愛され54年 閉店した花屋、一番の思い出は「ある男性が千本の赤いバラを…」 沖縄・うるま市

 沖縄県うるま市安慶名の「花の店 レジナ」が12月31日、閉店した。54年間、地域の花屋として親しまれ、冠婚葬祭や誕生祝いなどで多くの市民に利用されてきた。

 店主の高江洲均さんは「多くの方々に支えられ、ここまでやってこられた。心から感謝申し上げます。一番の思い出は、ある男性が千本の赤いバラをお願いしますとやって来たこと。びっくりした。この男性は、プロポーズした女性と見事結婚したようです」と振り返った。 

 「いい花をより良く」をモットーにやってきたといい、「母親の花屋を引き継いで30年ほど。夫婦でやって来ました」と妻のみゆきさんと共に笑顔で話した。(与古田徳造通信員)

閉店した店の前で笑顔の高江洲均さん(左)とみゆきさん夫婦=12日、うるま市安慶名

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