谷川弥一衆院議員「議員辞職願」提出

 政治資金規正法違反で略式起訴された谷川弥一衆院議員(長崎3区)は22日、衆議院に議員辞職願を提出した。その後の記者会見で政治資金収支報告に不記載の4300万円について「政治活動に使った」と答え「それ以上いえば、迷惑かかる人がいるので言わない」と説明しなかった。

 また「派閥のことは一切言わない。派閥が悪いのではなく、私が悪いんだから」とすべて自身の責任だとし「すみません」と何度も頭を下げた。

 谷川議員は「このような事態に至ったことは自身の認識の甘さと深く、深く反省している。これまで私を応援してくださった支援者のみなさま、全ての国民の皆様に対し深くお詫び申し上げます」と冒頭に語った。

 略式起訴された容疑内容(政治資金収支報告書への不記載)について、谷川議員は「内容を認めている」とした。また不記載理由について「しいて言えば、全て私の認識の甘さ、全て私の責任です」と理由の説明はしなかった。

 また当該略式起訴の対象となった不記載問題の期間(5年間)の期間外についても「一部不記載があったと思う。期間や額はよくわからない」とした。記者団からの再度の質問に谷川議員は今回の5年分のみでなく「検察から10年分あったと聞いている」と述べた。

 谷川氏は背景に大臣になるためには「論客になること」「集金力があること」が必要と考えた旨を語り、パーティー券の販売ノルマは「当選回数に50万円を掛けた額」と語った。(編集担当:森高龍二)

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