雪中キャンプ初挑戦レポ!何が大変?必携アイテムを初心者へ向けてアドバイス【電源サイト×ファミキャン】

12月末、長野県にて念願の雪中キャンプを初体験してきました!思いがけないトラブルや発見がありつつも、雪中キャンプを満喫。そこで、初めてファミリーで雪中キャンプを考えている人のために、体験談を交えながら持ち物などのアドバイスをさせていただきます!

※本記事にはプロモーションが含まれています。

念願の雪中キャンプに初挑戦!「電源サイト」をチョイス

筆者撮影

今回のキャンプは、最低気温マイナス5℃予報。

寒くて一睡もできない、子どもたちが体調を崩すなどの事態を避けるため、電源付きの「電源サイト」を選びました。

電気に助けてもらいながら、雪中キャンプに挑戦です!

子どもたちは雪遊びし放題!白銀の世界×焚き火は最高

筆者撮影

想定していたよりも雪は少なかったものの、雪に覆われたキャンプ場は、いつも見ていた景色とは別物。キラキラと輝き、幻想的な世界が広がっていました。

子どもたちはチェックインの12時すぎから終始雪遊び。雪を運んで山を作ったり、転がったり、滑ったり。

そんな彼らは、突然テントに入ったと思ったら、2人そろって7時30分に就寝!

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こんな時間に寝るなんて、赤ちゃん以来!雪遊びでかなりの体力を消耗したようです。

筆者撮影

そして、冬キャンプの醍醐味といえば「焚き火」です。子どもたちが早く寝たので、大人は外で消灯時刻まで焚き火を堪能。

頬をさすような寒さも、この非現実世界では、不思議と心地良く感じられました。

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「白銀の世界」と「焚き火」は最強コンビ!

「なぜわざわざ過酷なことを?」と言われましたが、体験したものにしかわからない魅力があるんです♪

とはいえ、もちろん大変なこともありました。このあと解説していきますので、覚悟の上、雪中キャンプに臨みましょう!

意外にも苦労したのは、撤収&帰宅後の片付け

ここからは雪中キャンプで大変だったポイントを紹介します!

雪中キャンプでは、テントの設営前に雪かきと地固めが必要です。今回は雪が少なかったためこの作業には苦労しませんでしたが、片付けには手こずりました。

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キャンプの先輩方に対処法のアイディアを聞いてみたので、合わせてご紹介します♪

大変ポイント①地面が凍って、ペグもポールも抜けない

筆者撮影

テントを撤収しようとすると、地面が凍ってペグが抜けない事態が発生!地面がカッチカチでビクともしません。

さらに、ポールの先端も地面と一体化してしまい、ポールを外すことができませんでした。

対処法:別のペグを用意して、ハンマーを使って地面を叩き割る。
(頑丈な鍛造ペグがおすすめ!)

大変ポイント②ポールが凍って分解できない

ポールを解体しようとすると、どうやっても解体できない部分がありました。接続部が凍りついてしまったようです。

対処法(ポールを外すとき)

  • ねじりながら引っ張る
  • ぬるま湯をかける
  • (ストーブがあれば)あたたかい場所にしばらく置く

※正しい方法はメーカーへお問い合わせください。上記の方法は応急処置として自己責任でお願いいたします。

また、テントの設営時も以下の点に注意すると、ポールが凍るリスクを軽減できるそうです。

対処法(設営時)

  • ポールの接続部に、できるだけ雪をつけない

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ポールは雪の重みで曲がってしまうトラブルもあるようなので、雪が降っているときは定期的に雪を払うことも忘れずに♪

大変ポイント③テントは霜まみれ。現地で乾燥不可能

筆者撮影

この通り、テントは霜まみれです。チェックアウト近くになっても解けなかったので、このままお持ち帰りすることに……!自宅に帰ってから、テントに付いた水をふき取り、布団乾燥機で乾かしました。

対処法

  • テントの乾燥には布団乾燥機を使用
  • 雪や霜を払うために、ほうき持参がおすすめ!

わが家はツールームテントを一度に乾せるだけのベランダや庭がないので、こまめに乾かす作業で2日かかってしまいました。

大変ポイント④子どもの着替え

子どもは雪遊びで濡れたり汗をかいたりするので、着替えのサポートや手袋を乾かすのが大変でした。

スキーウェアとブーツ、手袋はマスト。手袋は濡れてしまうので、予備もあると安心です。また、ブーツが濡れてしまったときに備えて、長靴を持参しました。

あってよかった!あれば良かったおすすめアイテム

初めての雪中キャンプ体験から、ファミリーでの雪中キャンプにおすすめのアイテムを集めました。

1.ホットカーペット+ファンヒーター

筆者撮影

今回使ったテントは、ポリエステル素材のツールームテント。

冬キャンプには、結露しにくいコットンやTC素材のテントが推奨されますが、ファンヒーターを使うと乾燥するので結露問題に悩まされることはありません。

加えて、ホットカーペットも使ったので底冷えもなくぽかぽか寝ることができました。電気に頼れば、ハイスペックな冬用シュラフを使わずとも快適に眠れます。

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ファンヒーターとホットカーペットなら、燃料系ストーブのような一酸化炭素中毒の心配もナシ。
火傷のリスクが低い点も、ファミリーキャンパーには嬉しいポイント!

2.ブルーシート

筆者撮影

キャンプ場について、車から荷物を取り出そうにも地面は雪。荷物の一時置き場として、ブルシートが大活躍しました!さまざまなシーンで使えるので、何枚も用意しておくと便利ですよ。

例えば、、、

  • グランドシート代わりに、テント下に敷く
  • 荷物の一時置き場に
  • 車のトランクの濡れ&汚れ防止に
  • スキーウェアの着脱場所に

3.大きめのビニール袋

氷まみれのテントや、濡れたスキーウェアなどを持ち帰る際に、大きいサイズのビニール袋を用意しておくと便利です。帰りの車の中で、テントからしたたる水を受け止めてくれますよ。

わが家は雨キャンプに備えて、普段からギアボックスに90Lのゴミ袋を入れています。

4.マッチ+固形燃料

筆者撮影

気温が下がると、チャッカマンやガス缶が使えない可能性があります。氷点下まで冷え込んだ今回のキャンプでは、やはりチャッカマンは使えませんでした。

そんなときに便利なのが、マッチと固形燃料です。コンロとして使えるポケットストーブもすべて100円ショップで購入可能!

コンパクトに持ち運べるので、いざという時のために用意しておくと便利ですよ。

5.ホッカイロ

筆者撮影

寒さ対策のために、ホッカイロは用意しておきたいですね。特におすすめは靴用のホッカイロ。冷えやすい足先もぽかぽかするので、寒い中でも辛くありませんでした。

6.雪対策・雪遊びグッズ

筆者撮影 かまくら作りに熱中!

普段のキャンプと違って、雪対策グッズが必要です。

  • 雪用ペグ
  • 雪かき用スコップ
  • ほうき(テントの雪や氷を払うために使用)
  • 雑巾(雪や泥を落とすため、多めがおすすめ)
  • スキーウェア・帽子
  • 手袋
  • ブーツ
  • 子どもの砂遊びセットなど雪遊び道具

今回は雪が少なかったため、雪用ペグの必要性は感じませんでしたが、雪深いと通常のペグは使い物になりません。以下のような雪対応のU字ペグを使用しましょう!

7.車のチェーン・ジャンプスターター

筆者撮影

わが家の車は前輪駆動の2WD。もちろんスタッドレスタイヤを装着していますが、ツルツルの坂道でズルズルと回転しながら下ってしまい、危うくガードレールに衝突するところでした。

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ヒヤヒヤしました~!
車のチェーンは用意しておくことにします。

また、車のバッテリーが上がってしまい、JAFを依頼しているキャンパーさんに遭遇。

バッテリーは冷えに弱いため、冬キャンプではバッテリー上がりがよく起こります。JAFの到着までに時間がかかるケースもあるので、ジャンプスターターやブースターケーブルを用意し、扱えるようにしておくのも良さそうですね。

天候や体調のチェックも忘れずに!

筆者撮影

最後に、これまで解説したような便利アイテムの用意はもちろんですが、一番大切なことは天気予報と体調のチェック

気温が下がる、風が強い、大雪になる可能性がある、参加者の体調が優れないなど不安があるときは、潔くキャンセルすることをおすすめします!

徹底した準備&ラクを心掛けて、雪中キャンプに挑戦しよう!

筆者撮影 実は、今回の雪中キャンプはクリスマスキャンプでした!

雪中キャンプは、普段と比べて荷物が多く大変なことも多々ありましたが、家族全員が「また行きたい!」と言うほど魅力でいっぱいでした!

氷点下でも快適に過ごせたのは、電気を使ってラクできたお陰。子どもたちはすぐに手袋を濡らしてしまうので、そのたびにファンヒーターに助けられました。

また、洗い物を避けるため、料理は温めるだけの簡単飯を選び、とことん手抜きを徹底したのも良かったです。

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慣れていないことをする時は、無理せず、ラクな方法を選ぶのが一番!

本記事でお伝えした内容を参考にしながら、無理のない方法で雪中キャンプに挑戦してみてくださいね♪ 経験を積んで新たな気付きがありましたら、改めてご報告いたします!

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