現職の浅野氏 「道半ば」再選目指し出馬表明 小山市長選挙

 7月の任期満了に伴う小山市長選挙で、現職の浅野正富市長(67)が22日に会見し、「道半ば」だとして再選を目指す考えを明らかにしました。

 浅野氏は早稲田大学卒の弁護士で、NPO法人の理事として渡良瀬遊水地の保全活動などに携わってきました。

 前回4年前の市長選挙に立候補し、6選を目指した当時の現職を破って初当選。1期目は「市民が主人公の市政の実現」を目指して、情報をあえて上げないなど問題があった市役所の体制の見直しに取り組んだほか「行政」と「市民」の意識改革に力を入れてきたと説明しました。

 市の長期指針「田園環境都市おやまビジョン」を来年度(2424年度)末に策定することを目指しており、21日に開かれた後援会の拡大役員会で立候補の要請を受けました。

 2期目に向けては、人口減少が進む中での公共交通の整備や空き家対策などのほか、子育て支援や市の文化センターの建て替えJR小山駅西口のロブレの在り方などに取り組む考えです。

 浅野氏の他にも立候補を模索する動きがありますが、前回と同じように政党への公認や推薦は求めないとしています。

 具体的な公約については後日、改めて明らかにする方針です。

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