能登半島地震 栃木市から被災地へ給水支援 現地の様子は…

 能登半島地震で被災した石川県北部では、今も約4万6千戸で断水が続いています。1月20日まで現地で給水活動に当たった栃木市上下水道局の職員が23日、大川秀子市長に現地の様子を報告しました。

 石川県に派遣されていたのは水道建設課の職員など4人です。

 16日に栃木市を出発し、17日から20日までの4日間、輪島市などで給水活動を行いました。

 大変だったのは給水業務よりも給水車での移動だったと話します。道路に亀裂が入っていたり崩落していたりしていてなかなか現場に近づけませんでした。

 なんとか、たどり着いた給水場所には被災した住民約50人が待っていて、2000リットルあった水は約2時間で空になったということです。

 大川市長は「水は人間にとって命綱なので届けることが大切。こういった支援をできて栃木市としてもよかったと思う」と4人を労いました。

 栃木市には2月4日から10日までの派遣要請が新たに来ているということです。このほか栃木市は24日から31日まで避難所で被災者の健康を支援する保健師1人を派遣します。

 派遣されるのは地域包括ケア推進課の保健師、野村雅志主査で「被災者の精神的な安心を少しでも作っていけるよう支援していきたい」と意気込みました。

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