パイレーツが右腕ノア・シンダーガードに興味か 米記者が伝える

米メディア「FanSided」のロバート・マレー記者によると、日本時間1月24日にカリフォルニア州でマイケル・ロレンゼンとノア・シンダーガードの両右腕がブルペンでの投球練習を行い、その様子を「16チーム前後」が視察に訪れていたようだ。マレー記者は、シンダーガードについて「1年契約を得る候補であり、1年契約で自身の価値を証明する必要がある。関係者によると、ピッツバーグ・パイレーツなどが興味を示しているようだ」と伝えている。

現在31歳のシンダーガードは、かつてメッツで一線級の先発投手として活躍したが、トミー・ジョン手術を受けたあとは球速が低下。エンゼルスとフィリーズでプレーした2022年は25試合(うち24先発)に登板して134回2/3を投げて10勝10敗、防御率3.94、95奪三振と平凡なパフォーマンスに終始し、ドジャースとガーディアンズでプレーした昨季は18先発で88回2/3を投げ、2勝6敗、防御率6.50、56奪三振に終わった。2022年は年俸2100万ドル、昨季は年俸1300万ドルだったが、今季はさらに安価な契約しか得られないのは間違いないだろう。

しかし、マレー記者によると、シンダーガードの球速は回復の兆しを見せているようだ。マレー記者は「ブルペンでの投球練習中、シンダーガードはコンスタントに93~95マイルを計測していた」とリポート。スタットキャストの集計によると、昨季のシンダーガードは4シームと2シームの平均球速がいずれも92マイル前後だったため、オフシーズンのこの時期に93~95マイルが出ているのは好材料と言える。復活を期待して獲得に乗り出すチームは出てくるだろう。

一方、現在32歳のロレンゼンは昨季タイガースとフィリーズで29試合(うち25先発)に登板して153イニングを投げ、9勝9敗1セーブ、防御率4.18、111奪三振を記録。シーズン途中にフィリーズへ移籍し、本拠地での初登板でノーヒッターを達成したが、その勢いは長くは続かなかった。シーズン終盤に失速してブルペンに回されたことも影響しているのか、契約が決まらないまま、まだFA市場に残っている。

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