エンゼルスがさらなるブルペン補強 ムーアと1年900万ドルで合意

日本時間1月24日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、エンゼルスはマーリンズからFAとなっていた救援左腕マット・ムーアと1年900万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったようだ。エンゼルスは昨オフにも1年755万ドルでムーアと契約。ムーアは期待通りの活躍を見せたが、8月末の大量ウエーバーの際にガーディアンズへ放出されていた。その後、再びウエーバーでマーリンズへ移籍し、約5ヶ月ぶりにエンゼルスへ戻ってきた形となる。

現在34歳のムーアは、昨季エンゼルス、ガーディアンズ、マーリンズの3チームで合計50試合に登板して52回2/3を投げ、5勝1敗、22ホールド、防御率2.56、60奪三振をマーク。レンジャーズで63試合に登板して5勝2敗5セーブ、14ホールド、防御率1.95を記録した2022年に続き、2年連続となる好成績を残した。

今オフ、大谷翔平との再契約に失敗したエンゼルスはブルペンの補強に力を入れており、すでにルイス・ガルシア、アダム・シンバー、ロバート・スティーブンソンと3人の右腕を獲得。そこに左腕ムーアが加わることになり、クローザーのカルロス・エステベス、若手のホセ・ソリアーノやベン・ジョイスなども含め、一気に層が厚くなった。各選手がしっかりと実力を発揮できれば、リーグ屈指の強力ブルペンとなる可能性もある。

今季のエンゼルスは、大谷が退団したことを受け、先発ローテーションを5人で回す予定となっており、リード・デトマーズ、グリフィン・キャニング、パトリック・サンドバル、タイラー・アンダーソン、チェイス・シルセスという顔ぶれが予想される。決して強力なメンバーとは言えないが、ブルペンの層を厚くすることで先発陣をサポートしていく狙いがあるのかもしれない。ぜいたく税の基準額まで、まだ5000万ドルほどの余裕を残しているため、今後の補強の動向も注目される。

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