従業員の奨学金返還を支援する中小企業 最大9万円を補助 沖縄県、1月30日から事業説明会

奨学金返還支援事業の企業向け説明会をPRする県の担当者=24日、沖縄タイムス社

 沖縄県商工労働部は従業員の奨学金返済支援に取り組む企業へ補助金を支給する「奨学金返還支援事業」の企業向け説明会を1月30日から県内3カ所で開く。

 同事業は2022年度からスタート。県内の中小企業が、従業員へ手当や福利厚生などで奨学金返還のための金銭を支給している場合に、1人当たり年間最大9万円を補助する。正社員として県内で勤務していること、就職後5年以内で35歳未満などの条件があり、県内企業の人材確保や定着のための支援をすることが狙いだ。

 県は2023年度に一般財源に1400万円を計上し、今年1月現在で30社、144人が利用している。2024年度も同事業を継続する予定で、新たに事業に参加する企業を募集する。

 説明会は1月30日午後2時から石垣島市役所、31日午後2時から宮古島市役所、2月7日午後2時から沖縄産業支援センターで。参加無料。専用フォーム(https://qr.paps.jp/NTfIJ)から申し込む。問い合わせは県産業政策課、電話098(866)2330。

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