「少しでも力になれれば」 神奈川の女子スポーツ3チーム、能登半島支援へ戸塚駅前で募金活動

能登半島支援を呼びかける神奈川の女子スポーツ3チームの選手たち=JR戸塚駅近く

 能登半島地震の被災者を支援しようと、女子ラグビー「YOKOHAMA TKM」、女子サッカー「ニッパツ横浜FCシーガルズ」、女子バスケットボール「アステム湘南ウィクトリアス」の選手たちが戸塚駅前で募金活動を行っている。

 3チームの選手たちの多くが医療法人「横浜未来ヘルスケアシステム」に勤めていることから、選手たちの発案もあって合同の募金活動となった。

 23日は10人の選手たちがJR戸塚駅改札近くの2カ所で募金を呼びかけた。行き交う人の関心は高く、午後3時からの約2時間半、子どもからお年寄りまで、多くの人が募金に応じていた。

 シーガルズのMF権野貴子選手は石川県出身。地震があった元日は金沢市内の実家で過ごしており、激しい揺れを経験した。大きな被害はなかったものの親族の同僚には避難している人もいるといい、「募金で少しでも力になれればと思っている。多くの方に協力してもらいありがたい。被災地の子どもたちはスポーツどころではないと思うので、これからは運動できる場所づくりなど、できることをやっていければ」と話した。

 募金は26日まで戸塚駅近くで夕方に行われ、集まった義援金は日本赤十字社を通じて被災地に届けられる。 

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