「白や紅色、ピンクの花が大きいね」 沖縄・名護でコスモス八分咲き 良い米を作るための緑肥が目的

コスモスに見入る読谷村の島袋仁さん家族=21日、名護市川上の通称「ファーラブク」の田んぼ

 【名護】名護市川上の通称「ファーラブク」の田んぼで昨年11月末に種をまいたコスモス(キク科)が場所によっては七~八分咲きになり、訪れる人の目を楽しませている。

 読谷村の島袋仁さん(46)は21日、家族3人で見学に訪れた。妻の幸子さん(49)は「昨年も来たが今年は花が多いように感じる」。娘のすみれさん(読谷村立喜名小1年)は「田んぼの栄養で白や紅色、ピンクの花が大きいね」と見入っていた。

 コスモスは、良い米を作るための緑肥が目的。地域活性化や羽地米PRも兼ねている。

 JAおきなわ羽地水稲部会の仲尾繁会長は「例年開催していたコスモスフェスティバルは取りやめになったが満開の頃は多くの人が訪れる。コスモスの花が咲いている場所はおいしい羽地米が取れる場所」と話していた。(玉城学通信員)

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