今後5年間の殿堂入り投票 プホルスとモリーナは4年後に初登場

MLB公式サイトのアンドリュー・サイモン記者は今後5年間の殿堂入り投票を展望する特集記事を公開している。次回、2025年度の殿堂入り投票では通算3089安打のイチローと通算251勝のCC・サバシアが初登場。2026年度はコール・ハメルズやライアン・ブラウン、2027年度はバスター・ポージーやジョン・レスター、2028年度はアルバート・プホルスやヤディアー・モリーナ、2029年度はミゲル・カブレラやアダム・ウェインライトが投票用紙に名を連ねることになる。

サイモン記者は、2025年度に初登場するイチローとサバシアについて「この2人が2025年7月に殿堂入りスピーチをするところは容易に想像できる」とコメント。殿堂入りに値する実績を残した両者が有資格初年度で殿堂入りすることを確実視しているようだ。ほかにはカーティス・グランダーソン、フェリックス・ヘルナンデス、イアン・キンズラー、ダスティン・ペドロイア、ハンリー・ラミレス、トロイ・トゥロウィツキー、ベン・ゾブリストらが初登場する予定。ビリー・ワグナーはラストチャンスの10年目を迎える。

2026年度は有資格初年度での殿堂入りを有力視されるような候補者がおらず、ハメルズとブラウンがトップ候補。この2人以外は、秋信守(チュ・シンス)、エドウィン・エンカーナシオン、アレックス・ゴードン、マット・ケンプ、ニック・マーケイキス、ハンター・ペンスといった顔ぶれだ。また、マニー・ラミレスがラストチャンスの10年目を迎える。

2027年度はポージーが有資格初年度での殿堂入りなるか注目される。ほかにはレスター、ジェイ・ブルース、ブレット・ガードナー、カイル・シーガー、ライアン・ジマーマン、ジョーダン・ジマーマンらが初登場する予定。アンドリュー・ジョーンズはラストチャンスの10年目を迎えるが、この年までに殿堂入りを果たしている可能性もありそうだ。

2028年度は2022年シーズン限りで引退したカージナルスの2人のレジェンド、プホルスとモリーナが初登場する。通算703本塁打のプホルスが有資格初年度で殿堂入りするのは確実であり、名捕手モリーナの動向次第では、親友同士が揃って有資格初年度で殿堂入りを果たすことになるかもしれない。ほかにはロビンソン・カノー、デービッド・プライス、スティーブン・ストラスバーグ、ロレンゾ・ケイン、アンドレルトン・シモンズ、ジャスティン・アップトンらが投票用紙に名を連ねる可能性があり、アンディ・ペティットはラストチャンスの10年目を迎える。

2029年度は昨季限りで引退した「21世紀唯一の三冠王」であるカブレラが初登場する。プホルス同様、有資格初年度での殿堂入りは間違いないだろう。ほかにはウェインライト、ネルソン・クルーズ、マイケル・ブラントリーらが初登場する予定。ボビー・アブレイユはラストチャンスの10年目を迎える。

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