沖縄県、今シーズン2度目のインフルエンザ流行警報 B型急増で再感染に注意

 沖縄県は25日、県内にインフルエンザ流行警報を発表した。1定点医療機関当たりの感染報告が1月15日からの1週間で32.33人となり、警報発表基準の「30人」を超えた。今年に入り、インフルエンザB型の検出割合が急増中で、今シーズンでA型に感染した人であっても、再感染に注意が必要という。

 県内は昨年10月~12月に続いて今シーズン2度目の流行警報発表となる。

 保健所の管内別で最も流行しているのは八重山で1定点医療機関当たり41.33人。次いで北部37.20人、中部35.25人、南部30.71人、那覇市28.00人、宮古26.50人。

 患者の年齢別は5~9歳が26.0%、10~14歳で23.0%と学齢期で約半数を占めた。1月15日からの1週間で公立小中高校の計36施設で学年・学級閉鎖があった。

 インフルエンザ型の検出割合はA型が44.2%、B型が45.0%。B型の割合が前の週に比べて急増している。

 県は手洗いほかマスク着用、予防接種などの感染予防を呼びかけている。

(資料写真)点滴

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