投資詐欺…全国16億円被害か 9人を逮捕・送検【長野】

駒ケ根市の男性からおよそ900万円をだまし取ったなどの疑いで、9人が逮捕・送検されました。この投資詐欺の被害は全国でおよそ16億円に上るとみられます。

長野県警と群馬県警の合同捜査本部は25日、詐欺の疑いで東京・千葉・大阪の男女9人を送検しました。
2021年、企業などのC02排出量の取引に投資させる名目で、駒ケ根市の男性(当時67歳)からおよそ900万円をだまし取ったなどの疑いです。
主犯格は、資産運用会社の代表を名乗っていた東京都の職業不詳の男(51)と大阪府の職業不詳の男(55)とみられています。
9人の内4人は過去に同じ証券会社に勤務していました。
他にも関与している人物がいる可能性もあり、警察は容疑を認めているか明らかにしていません。
この詐欺グループは、2019年以降少なくとも32都道府県のおよそ360人からおよそ16億円を集め、県内の被害はおよそ30人・1億5000万円に上るとみられます。
警察は、余罪も捜査し容疑が固まり次第立件する方針です。

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