石川県七尾市の被災者に温かいラーメンなどを食べてもらおうと、小諸市からキッチンカーが出発し、昼食を振る舞いました。
雪が舞う中到着した、1台のキッチンカー。
「おまたせしました、おまたせしました」
石川県七尾市の避難所でラーメンを振る舞ったのは、信州から来た応援隊です。
■被災者
「うまいよ」
■
「よかったね、うまい」
用意したラーメンは500食。他にも牛すじ丼やコーヒーなども。
小諸市のラーメン店と市議などが結成した「信州小諸ラーメン応援隊」。被災者に温かいものを食べてもらおうと企画しました。
■信州小諸ラーメン応援隊・竹内浩太さん
「東日本大震災の時に僕の手を握り締めてありがとうありがとうって言ってくれたおばあちゃんの姿が忘れられないので、ラーメンを食べている間だけは色んなことを忘れられるような、そういう時間を提供できたらいいなと」
東日本大震災などの避難所で、ラーメンを振る舞ったことがある竹内さん。そうした経験が、今回提供するラーメンに生かされています。
■信州小諸ラーメン応援隊・竹内浩太さん
「お店だと2分から2分30秒かかるんですけど、1分とか1分30秒で茹で上がるように少し細工をして、現地で大失敗してきたこともあるので、なるべく早く特に寒い時期ですのでお待たせしないように」
他にもカイロなどの支援物資も積み込み、午前3時に小諸市を出発しました。
「おまたせしました」
早速多くの人が並びました。
■被災者
「小諸まで行ったことありますよ、そうですかうれしいです、懐古園行ったことありますよ」
■信州小諸ラーメン応援隊・竹内浩太さん
「一回で終わらせるのではなくて、継続的な支援、継続的な炊き出し、僕はラーメンしか届けることは出来ないけれど、これから先のほうがもっと大切なのかもしれない」
応援隊による支援は、今後も続ける予定です。