24日は県内の広い範囲で雪になりましたが、飯山市などではきょうも雪が強まりました。
雪の日の信州では、県外の人からは不思議に見える光景があるようです。
朝から雪が強まった飯山市。雪かきに追われる人の姿がありました。そんな中、道行く人たちにはある「違い」が見られました。
■記者
「寒波の影響で雪となっている飯山市です。突然ですが、みなさんは雪の日、傘を差しますか?埼玉出身の私は差します」
県外出身の記者は、以前から雪の日に傘を差さない県民が多いことが気になっていました。
(雪の時どうします?)
■差さない派(飯山市民)
「フードをかぶる、です」
(傘は?)
「差さないです。傘?みたいな」
(雪の時に傘を差すか差さないか取材していて)
■差さない派(飯山市民)
「ははは、私は差しません」
■差さない派(飯山市民)
「差さないです」
(濡れちゃいません?)
「帽子かぶれば(大丈夫)」
■差す派(飯山市民)
「雪の日は出たくないけど、出ないといけない時は差しますよね、降ってればね。普通差すよね、違うか」
■中間派(飯山市民)
「差したり差さなかったり。もうちょっと小ぶりだったら差してないと思います」
(小ぶりでも濡れません?)
「雨よりいいじゃないですか」
観光客には、差さないという選択肢があること自体が不思議なようです。
■観光客(東京から)
「普通、僕らは差します」
■観光客(東京から)
「何日か前北海道行ったらやっぱり差してなくて、どうして?みたいな。(飯山でも)傘さしてないし」
気象会社のウェザーニューズが、2018年に全国調査をしています。長野は「基本的に差さない」が多数派。しかし、隣の新潟や北陸では「差す」が優勢です。
何か理由があるのでしょうか?
(濡れませんか?)
■差さない派(飯山市民)
「え?雨より濡れないからいいかなと思って」
■差さない派(飯山市民)
「滑って転べば困るし、傘差しているとどうしても片手がね、使えないでしょ。こういう乾いたような雪ならパンパンってやれば」
■観光客(東京から)
「(傘差さないのは)不思議?」「うん。やっぱり雪質が違うからなんだろうなって」
払えば落ちるサラサラの「雪質」をあげる人が多い結果に。
信州のパウダースノーが、日常の行動にも影響しているようです。