テンプル大学ジャパンキャンパス、アジアeスポーツ連盟と覚書締結 国内大学とeスポーツを通じて交流も

2024年1月12日、テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)は、アジアeスポーツ連盟(Asian Electronic Sports Federation = AESF)と戦略的パートナーシップのための覚書を締結した。AESFとの覚書締結は日本に拠点を置く大学としては初の試みで、互いにeスポーツの競技面・教育面における協力関係を構築していく。

AESFはアジアオリンピック評議会が公認するアジア地域の国際競技連盟である。このパートナーシップにより、TUJの公式eスポーツチームは、今後、AESFの大学選手権をはじめ大学関連の競技大会に参加できるようになる。2026年に名古屋市で開催される第20回アジア競技大会ではeスポーツが初めて正式競技として採択されていることから、TUJのeスポーツチームがこの大会に向けた準備に貢献する可能性も生まれた。

さらに、AESFはTUJのeスポーツ学術プログラムへの支援を表明し、アジアをはじめ海外のAESF提携大学とTUJとのeスポーツ交流プログラムを提案している。学生は今後AESFが主催する会議などでeスポーツの研究活動に貢献したり、AESF関連の大会でインターンシップやボランティアの経験を積むことができる。また、講師の共同招聘や業界専門家への紹介、短期集中型の特訓(ブートキャンプ)を含むトレーニングや教育・研究を通じたeスポーツ人材育成プロジェクトの共同開発も見込まれる。

TUJの公式eスポーツチームは、1月20・21日と2月3・4日には筑波大学が主催、茨城県などが共催する「TSUKUBA LIVE! OWL GAME #2」に参加している。本大会には筑波大学の公式チーム「筑波⼤学 OWLS」のほか、「早稲⽥ teens」(早稲田大学)などの学生チームが参加する。TUJと筑波大学のeスポーツチームは、数少ない日本における大学公式チームの一員であり、ニックネームも同じ「Owls(アウルズ=ふくろう)」であることから、両大学の学生・教員は大学eスポーツ競技の分野で近年、積極的な交流を進めている。

参考:【テンプル大学】テンプル大学ジャパンキャンパス、アジアeスポーツ連盟と覚書締結、筑波大学主催大会参加とeスポーツ分野で新たな前進

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