日本代表MF伊東純也(スタッド・ランス)がバーレーン代表戦へ意気込みを語った。
25日、アジアカップ2023のグループステージが全て終了。日本はラウンド16へと進出し、バーレーンとの対戦が決定した。
韓国代表が勝ち上がってくるかと思われ、もう1つの可能性としてはヨルダン代表になるかと思われたが、試合終盤にドラマが起きた結果、バーレーンが首位通過。予想外の相手となった。
中6日で臨む日本はトレーニングを再開。伊東はバーレーンとの試合について「難しいというか、あっちのグループもどこが上がってくるか分からないというところで、今回バーレーンが上がってきたということは力のあるチームだと思いますし、しっかり準備したいと思います」とコメント。警戒心を強めた。
25日は試合を見守っていたという日本。「みんなで試合を観ていましたけど、最後まで何があるかサッカーはわからないなと思いました」とコメント。「韓国が上がってくると思っていたので、韓国の試合を見てしっかり生かそうと思いましたが、逆側が上がってきました。これからまた準備をしようと思います」と、予想外の結果になったと振り返った。
過去に2度バーレーンには敗れているが、いずれも引かれた中でカウンターでやられた。「どこのチームも今は日本に対してそうやってくると思います」と語る伊東。「その中でも上手く崩していって、良い流れで１点取って、コンパクトに守れればと思います」と、崩していく努力をしたいとした。
対策としては「コンビネーションは必要になってくると思いますし、2列目からの飛び出し、クロスに合わせることも大事だと思います」とコメント。「後半は前半よりスペースが空いてくると思うので、より効果的に攻められるかなと思います」と、相手の状況に合わせてプレーしたいという。
改めてインドネシア代表戦については「この前の試合はディフェンスラインが高くてコンパクトで、(遠藤)航やトミ(冨安健洋)のところでセカンドボールを全て回収していたと外から見ていて思いました」と、ベンチから見守った試合について言及。「今また守備も良くなってきていて、立ち返ってコンパクトにしてプレッシャーに行くだけじゃなくというのが上手く行きました。使い分けていければと思います」と、次の戦いへのイメージを膨らませた。
また、同じ右サイドに入った堂安律(フライブルク)が好パフォーマンスを見せ、毎熊晟矢(セレッソ大阪)、久保建英(レアル・ソシエダ)とも良い関係を見せていた。
伊東は「何回か良いコンビネーションだったり、マイク(毎熊晟矢)が良いパスを出したり、律も良い動きを見せていました」とコメント。自身は途中から出場し最初のプレーでゴールを生み出したが、「入ってすぐで、とりあえず前に行こうと思っていました。マイクが持った瞬間に前に出してと言って、裏に走ってゴールになったのは良かったです」と振り返り、「シンプルに抜け出す形ができていたと思いますし、相手は1本目だったので警戒していなかったと思います」と、隙をしっかりと突けた手応えがあったようだ。
2試合は先発、1試合は途中出場と3試合全てに出た伊東。「先発で出ても、途中から出てもチャンスは作らないといけないと思いますし、そこは自分の役割だと思っているので、やっていければと思います」と語り、いつでもゴールに向かう姿勢を見せたいとした。
この手の大会で中6日という異例の期間が空くが「なんかリーグ戦みたいな感じですけど、回復できて良いんじゃないかなと思いますし、しっかりリフレッシュして、今日は練習きつかったですし、上げるところは上げて、休むところは休んでという感じで良いと思います」としっかりと調整したいとコメント。この先の負けたら終わる戦いに向けて、しっかりと準備をしたいところだ。
