攻撃停滞ソシエダ、ラージョ相手に見せ場なしのゴールレスドロー【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第22節、レアル・ソシエダvsラージョが27日にアノエタで行われ、0-0のドローに終わった。なお、ソシエダのMF久保建英は代表招集中のため欠場となった。

6位のソシエダは、ここ最近失速傾向にある13位のラージョ相手に久々のリーグ連勝を狙った。ラ・リーガ前節、コパ・デル・レイ準々決勝のセルタとの連戦をいずれも1点差で競り勝ったラ・レアル。直近の試合から中3日で臨んだ試合では先発5人を変更。オヤルサバル、ブライス・メンデスら一部主力をベンチに置き、アトレティコから新加入のハビ・ガランが早速デビューを飾ったほか、サディクが前線に入った。

試合は立ち上がりから中盤での潰し合いが目立つクローズな展開に。後ろ重心の布陣に加え、主力不在で配球力に問題を抱えるホームチームは、2トップのサディク、アンドレ・シウバの収まりもいまひとつ。なかなか攻撃の形を作れない。

互いにほとんどフィニッシュまで持ち込めない膠着状態が以降も目立つなか、前半半ばにはラ・レアルにアクシデントが発生。左足首を痛めたザハリャンがプレー続行不可能となり、ブライス・メンデスのスクランブル投入を余儀なくされた。

前半終盤にかけてようやく深い位置まで侵攻できるようになったホームチームは、ハーフタイム直前にビッグチャンス。前半アディショナルタイム2分、左サイドで相手押し込んだ後、ペナルティアーク付近でアンドレ・シウバの横パスを受けたスビメンディが利き足とは逆の右足で強烈なシュートを枠に飛ばすが、これは相手GKのビッグセーブに阻まれた。

ハーフタイムの修正が期待されたものの、後半も攻撃の停滞が顕著なイマノルのチーム。これを受け、62分には3枚替えを敢行。サディクとアンドレ・シウバを諦めてオヤルサバル、ベッカーを最前線に投入した。

異なるアタッカーの投入で若干躍動感は生まれたものの、なかなかフィニッシュまで持ち込めず。逆に、ラージョが狙うロングカウンターによって幾度か引っくり返される場面も作られる。

その後、ザハリャンに続きル・ノルマンの負傷交代というアクシデントにも見舞われたソシエダ。何とかホームで勝ち点3を得ようと戦い続けたものの、後半半ば以降は決定機はおろかシュートも打てない厳しい内容のまま0-0でタイムアップを迎えた。

この結果、公式戦連勝が「3」でストップのソシエダは上位浮上に向けて足踏みのドローとなった。

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