マカオ海事当局が春節シーズン控え船舶に対する検査・点検を強化実施

客船の安全設備に対する検査の様子(写真:DSAMA)

 マカオ政府海事・水務局(DSAMA)は1月28日、繁忙期となる農暦新年(旧正月/春節)を控え、海の安全運動を展開していると発表。

 同局によれば、春節シーズンは海上客運の人流が増加すると見込んでおり、客船に対する抜き打ち検査を増やし、停泊施設、旅客の乗降手順、消防・安全設備等の安全が確保されているか確認しているが、これまでのところ違反は見つかっていないとのこと。

貨物運搬船に対する安全点検の様子(写真:DSAMA)

 また、春節前は貨物船の荷物の取り扱い作業が増えることから、税関当局と合同で内港と九澳にある貨物船ふ頭へ2日連続で安全点検を実施し、こちらについても違反、異常は見つからず、査察対象となった船舶は安全基準を満たしていたいう。

 同局では、近日公務船による海域のパトロールも強化し、航路、通航施設、錨泊船の安全上の問題に対する検査を行っているとした上、今後も船舶に対する抜き打ち検査を増やして臨み、春節シーズンの海の安全を確保するとした。

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