「リラのいえ」があったから乗り越えられた 横浜で病気の子と家族支える新春慈善コンサート

演奏曲について語るピアニストの関孝弘さん=横浜市西区

 病気や障害を抱える子どもと家族を支える認定NPO法人「スマイルオブキッズ」の「2024初春チャリティーコンサート」が28日、横浜市西区の「はまぎんホールヴィアマーレ」で開かれ、約200人が参加した。神奈川新聞社など後援。

 コンサート前には、同法人が運営する病児家族の滞在施設「リラのいえ」(同市南区)の利用者が講演した。同施設は、県立こども医療センター(同)に入院する患者家族らが使用できる。次男が同センターに入院し、利用した宇都宮市在住の松井あかりさん(43)は「遠方に住んでいても、『リラのいえ』があったから乗り越えられた」と話した。同法人の松尾忠雄理事長は、昨年実施したクラウドファンディング(CF)について触れ、「子どもたちが遊べる場を設けることができた」と報告した。

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