オッタビーノと再契約合意のメッツ 次は左腕ペラルタ獲得に興味

自軍からFAとなった救援右腕アダム・オッタビーノと1年450万ドルの再契約を結ぶことで合意したことが報じられているメッツだが、ブルペンの補強が完了したわけではないようだ。「ニューヨーク・ポスト」のジョン・ヘイマン記者によると、メッツはブルペンに左腕を加えることを検討しており、ヤンキースからFAとなったワンディ・ペラルタがターゲットに浮上しているという。2年連続で防御率2点台をマークしている左腕を獲得し、ブルペンをさらに強化することができるだろうか。

現在32歳のペラルタはドミニカ共和国出身の救援左腕。2016年にレッズでメジャーデビューしたあと、2019年途中にウエーバーでジャイアンツへ移籍し、2021年途中にはマイク・トークマン(現カブス)とのトレードでヤンキースに加わった。ヤンキース移籍後は安定した活躍を見せるようになり、2022年は56試合に登板して防御率2.72を記録。昨季は重要な場面での登板が増え、63試合に登板して4勝2敗4セーブ、18ホールド、防御率2.83の好成績を残した。

メッツ同様に、ヤンキースもブルペンの補強を目指しており、ペラルタとの再契約を検討していることが報じられている。ヘイマン記者によると、ヤンキースはヘクター・ネリス、ペラルタ、キーナン・ミドルトン、ライアン・ブレイジャー、フィル・メイトンの5投手と契約交渉を行っていたようだが、このうちネリスはカブスと合意したことが明らかになった。安定した活躍を見せる左腕ペラルタをめぐり、ニューヨーク2球団による争奪戦が繰り広げられるかもしれない。

アロルディス・チャップマン、ジョシュ・ヘイダー、ウィル・スミス、マット・ムーア、松井裕樹といった投手たちがFA市場から姿を消し、メッツが獲得を狙う救援左腕の選択肢はあまり残っていない。ペラルタ以外には、スコット・アレクサンダー、ブラッド・ハンド、アーロン・ループらがFA市場でオファーを待っているが、今のところ、メッツはペラルタを最優先の補強ターゲットとして考えているようだ。

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