本来、大人が担う家族の世話を日常的に行っている子ども、「ヤングケアラー」への理解を深める講演が1月29日、千葉県船橋市で行われました。
この講演は本来、大人が担う家事や家族の世話を日常的に行っている18歳未満の子ども、いわゆる「ヤングケアラー」への支援方法などを市の職員や民間の福祉関係者に学んでもらおうと開かれたものです。
講演では、日常的なケアの中には、物理的・身体的な手助けに留まらず、心理的にサポートするものなど様々な種類があると紹介されたほか、ヤングケアラーに対してはどのように声をかければ良いか、そのポイントなども共有され、参加した人たちは熱心にメモを取るなどしていました。
自らもヤングケアラーを経験したという講師の持田恭子さんは「子どもたちの話をよく聞き、あなたは一人じゃないということを伝えて欲しい」と話し、子どもたちが希望を持てる未来の実現を呼びかけました。