アジア杯制覇には“スーパーサブ”も必要…豪代表の32歳グッドウィン、ラウンド16で途中出場から1G1A

[写真:Getty Images]

オーストラリア代表MFクレイグ・グッドウィン(アル・ワフダ)がインドネシア代表戦を振り返った。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。

オーストラリア代表は28日、アジアカップ2023・ラウンド16でインドネシア代表に4-0と完勝。前半で2点をリードしたなか、試合終盤の87分から途中出場したグッドウィンが2分後に左足でダメ押し点…さらに90+1分、グッドウィンはFKからDFハリー・サウターの4点目をアシストした。

このグッドウィン、かつてアデレード・ユナイテッドで主将を担い、オランダ1部のスパルタ・ロッテルダムでは主力を張った経験も持つ32歳だが、この一戦がA代表「15」キャップ目。2013年のE-1選手権・日本代表戦で初キャップ後、長らく代表活動から遠ざかり、カタール・ワールドカップ(W杯)直前に30歳でようやく定着し始めた苦労人だ。

勢いそのままに挑んだカタールW杯はフランス代表からゴール…しかし今大会はグループ第2節・第3節の出場なし。鬱憤を晴らすラウンド16の1ゴール1アシストとなったが、「先発11人だけでは優勝まで辿りつかない」とし、スーパーサブとしての役割を受け入れると語った。

「本当はスターター(スタメン)としてピッチに立ちたいんだ。けどそれは全選手が思っていることであり、ベンチスタートになったからって『90分間ベンチに座っておこう』と思う選手なんていない」

「今日はチームを直接的に助ける仕事ができて嬉しいよ。だから、今後もスーパーサブとしての役割を全うしろと言われても、できる限りのことをする」

グラハム・アーノルド監督も「スーパーサブ・グッドウィン」のアイデアを気に入ったようで「試合途中から起用してインパクトをもたらせる選手…グッドウィンだ。彼にはこの役割が良さそうだ」とインドネシア戦後の会見で語る。

日本代表はカタールW杯で勝利したドイツ代表戦(2◯1)、スペイン代表戦(2◯1)の計4得点中3得点が途中出場選手(堂安律、浅野拓磨、堂安律)。サッカーはピッチ上11人のチームスポーツであると同時に、途中出場選手も勝敗を左右する存在となる。

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