食肉処理施設 移転先決まらず…土地返還の延期を要請【長野・松本市】

松本市がJAに土地の返還を求めている食肉処理施設について、JA側は移転先の目途が立たず、土地の返還時期の延期を求めました。
JA長野中央会の神農佳人会長が松本市役所を訪れ、嵯峨副市長に要請書を手渡しました。

■神農佳人 会長
「移転につきまして再度期限の延長を頂きたいということで、度重なる要請で恐縮ですが、本日お邪魔した」

松本市は食肉処理施設に隣接するクリーンセンターを建て替える方針です。その候補地がJAに貸し出している食肉処理施設の土地で、市は2027年3月末までに返還を求めています。
しかし移転先が決まらず、返還の目途は立っていません。

■神農佳人・会長
「副市長の話の中で再検討という言葉を頂いた。再検討して頂けるということは期待をしていきたいし、それに応えるだけの代わりの施設について一生懸命早急な対応していきたい」

JA側は、現在の施設からなるべく近い場所で移転先を探しています。

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