大食い女王菅原さん「はつよ文庫」2月から一般開放 盛岡・彩画堂

「はつよ文庫」の美術本を解説する(左から)柴田有理さんと飯坂真紀さん

 盛岡市材木町の画材店・彩画堂(伊山小枝子代表)は27日、大食い女王として活躍した同市の故菅原初代さん所有の美術本コーナー「はつよ文庫」をお披露目した。2月から一般開放する。

 同日は鑑賞会を開き、県内外から11人が参加。菅原さんと親交の深かった同市の画家飯坂真紀さん(69)と美術家・歌人柴田有理(あり)さん(42)が解説役を務めた。

 棚に並ぶのは、花巻市出身の萬鉄五郎や日本画家河鍋暁斎(きょうさい)、米アウトサイダーアートを代表するヘンリー・ダーガーらの展覧会図録や画集約180冊。飯坂さんは「面白さ、不気味さ、過剰さのある作家が好きだったのかな。ここではユニークな本に出合えると思う」と魅力を語った。

 はつよ文庫は毎月第1、3月曜の午前11時~午後4時に閲覧可能。冷暖房費として100円が必要。問い合わせは同店(019.622.7249)へ。

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