ブルージェイズがジャスティン・ターナーと合意 1年1300万ドル

MLBネットワークのジョン・ポール・モロシ記者が関係者から得た情報によると、ブルージェイズは選手オプションを破棄してレッドソックスからFAとなっていた39歳のベテラン、ジャスティン・ターナーと1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。年俸は1300万ドルであることが報じられており、ロースター登録状況や成績に応じて最大150万ドルの出来高も設けられているという。一塁、二塁、三塁を守ることのできるターナーだが、基本的には指名打者として起用されることになりそうだ。

ターナーは2009年にオリオールズでメジャーデビューしたあと、メッツを経て、2014年にドジャースへ移籍。スイング改造が実り、9シーズンにわたって常勝ドジャースの主軸打者として活躍した。昨季はレッドソックスで146試合に出場し、打率.276、23本塁打、96打点、OPS.800を記録。勝負強い打撃に衰えは見られず、シーズン終了後には年俸1340万ドルの選手オプションを破棄することを選択し、バイアウト670万ドルを受け取ってFAとなった。

ブルージェイズがターナーの獲得に動いたのは、正三塁手のマット・チャップマンや主に指名打者を務めたブランドン・ベルトがFAとなり、打線が弱体化していたからである。ベルトの後任として主に指名打者で起用される見込みだが、モロシ記者は「必要に応じて一塁や三塁を守るケースも出てくるだろう」との見解を示している。打順は今のところ、ジョージ・スプリンガー、ボー・ビシェット、ブラディミール・ゲレーロJr.の上位打線のあとを打つ4番が有力だ。

今オフのブルージェイズの大きな野手補強は、ユーティリティ・プレーヤーのアイザイア・カイナー=ファレファを獲得したのに続いてターナーが2人目。まだチャップマンの穴は埋まっておらず、三塁はキャバン・ビジオ、サンティアゴ・エスピナル、カイナー=ファレファらの併用が見込まれている。大谷翔平の獲得に動いていたことを考えると、チャップマンとの再契約も不可能ではないはずだが、今季のペイロールはすでに2億4000万ドルに達しており、昨季を大きく上回っている。これ以上の大型補強は現実的ではないかもしれない。

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