千葉県 2024年度の当初予算案 2兆1077億円

千葉県 2024年度の当初予算案 2兆1077億円

 千葉県は1月31日、2兆1077億円に上る、2024年度の当初予算案を発表しました。
 新型コロナウイルスへの対応経費を除くと、過去最大の規模となっています。

 千葉県が31日に発表した、2024年度の当初予算案は、一般会計の総額が、2兆1077億円となっています。

 2023年度と比べると、4%ほど減りましたが、新型コロナの対応経費を除くと、2023年度よりも約2%多く、過去最大の予算規模となりました。

 今回の当初予算案では、産業振興や企業立地の促進といった、経済の活性化に向けた事業費や子育て・教育施策を充実させる事業費を中心としています。

 また、1月1日に施行された、多様性尊重条例に基づいて、社会の様々な違いへの理解が進むよう広報啓発活動などの事業費も計上しました。

 一方、歳入は、県税が定額減税の影響などで、2023年度より124億円減額となるのに加え、新型コロナの対応に活用していた国の交付金も減少するため、全体では2023年度より、894億円の減額となりました。

 「借金」にあたる県債の発行は1406億円と、2023年度より減っていて、県債の残高は2兆8716億円、県民1人当たりでは、約46万8321円となっています。

 当初予算案について、熊谷知事は、次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「前回(今年度)が種まきの後の芽が芽吹いてくる、そういう予算だと言ったのでさらに成長して幹になる、そういうような予算じゃないかと思う。県民と約束したことや職員と一緒に議論したことが、確かな施策になって予算に計上されていると思う」

 なお、県は、この予算案を2月14日に開会予定の2月定例県議会に2023年度の2月補正予算案と合わせて提出する方針です。

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