パドレスがさらなるブルペン補強 左腕ペラルタと4年契約で合意

先発ローテーションと外野に大きな不安を抱えるなか、パドレスがさらなるブルペン補強に動いた。日本時間2月1日、MLB公式サイトが関係者から得た情報によると、パドレスはヤンキースからFAとなっていた救援左腕ワンディ・ペラルタと4年1650万ドルの契約を結ぶことで合意に至ったという。この契約には3つのオプトアウト(契約破棄)権が含まれており、これはペラルタに対して毎年シーズン終了後にFAとなれる権利が与えられることを意味する。

現在32歳のペラルタはメジャー8年目の昨季、ヤンキースで63試合に登板して54イニングを投げ、4勝2敗4セーブ、18ホールド、防御率2.83をマーク。2021年途中にヤンキースへ移籍したあと、165試合に登板して防御率2.82と安定したパフォーマンスを見せており、ヤンキースが再契約を検討していたほか、メッツなど他球団も獲得を狙っていることが報じられていた。パドレスはフアン・ソトとのトレードでヤンキースから4人の投手を獲得しているが、また新たにヤンキース出身の投手が加わることになった。

今オフのパドレスは精力的にブルペンの補強に動いており、11月にトレードでエンジェル・デロスサントスを獲得すると、12月には海外FA権を行使していた松井裕樹と契約。1月に入ってからはポスティング制度によるメジャー移籍を目指していた高佑錫(コ・ウソク)とも契約した。昨季54試合に登板して防御率1.75のトム・コスグローブ、52試合で防御率3.91のスティーブン・ウィルソンもおり、メジャー3年目を迎えるロベルト・スアレスがクローザーに定着できれば、層の厚いブルペンはチームの強みとなりそうだ。

ペイロールを大幅に削減する方針のなか、残った補強資金は限られているが、特に外野手の補強は急務だ。ロースターの40人枠には外野手がフェルナンド・タティスJr.とホセ・アゾカーの2人しか登録されておらず、メジャー3年目のアゾカーをレギュラーに抜擢するとしても、レギュラーの最後の1枠はマイナー契約の招待選手たちが争う状況となってしまっている。この「外野手問題」をどのように解決するのか。A・J・プレラー編成本部長の手腕が問われる。

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