Genky DrugStores 第2四半期は大幅増益

Genky DrugStores(福井県)が1月29日に発表した2024年6月期第2四半期決算(連結2023年6月21日~12月20日)は、売上高が前年同期比9.6%増の919億6,700万円、営業利益は30.4%増の43億8,700万円で、大幅な増収増益で上期を折り返した。

第2四半期は、生鮮食品・日配品などのデイリーフーズが集客増につながり、デリカはチルド弁当を強化。青果については価格優位性を維持したことなどが、既存店売上を押し上げた。買上点数は若干減ったものの、仕入価格高騰に伴う売価上昇で1点単価は5.4%上昇。また、客数も4.6%増となったことで、既存店売上は前年同期比6.6%増と堅調に推移した。

第2四半期連結累計期間は、坪当たり経費を20万円で維持しながら、一方でEDLP戦略によって坪当たり売上高を押し上げ、坪当たり営業利益を向上させることに注力。坪当たりの営業利益は、前年度通期の4.7万円から第1四半期は5.5万円、第2四半期が6.6万円と効果を上げている。

粗利益は9.7%増の187億8,200万円で、売上比率20.4%は前年同期と同水準。販管費は4.6%増となったが、売上比で0.8ポイント下げたことが、営業利益を厚くした。

通期業績については、1月23日、業績予想の修正を発表、売上高は前回予想から30億円増の1,830億円(前期比8.2%増)、営業利益は同13億円増の83億円(同23.7%増)を見込んでいる。

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