輸出管理措置を乱用すべきでない 日本政府の規制強化計画で中国商務部

輸出管理措置を乱用すべきでない 日本政府の規制強化計画で中国商務部

中国商務部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京2月2日】中国商務部の何亜東(か・あとう)報道官は1日の記者会見で「日本政府は製品や部品、技術などの軍事転用を防ぐため、ロシアや中国を含む一部の国に対する輸出規制を強化する意向で、米欧がすでに実施しているものと同様の制限措置を講じるほか、関連の製品、部品が第三国を通じて『軍事転用されるリスクのある』国に移転されるのも阻止すると報じられたが、どう考えるか」との質問に、次のように述べた。

 質問の内容について、現時点では状況を把握していない。中国は輸出管理について公正、合理的、無差別の原則を順守し、いかなる国や地域も輸出管理措置を乱用すべきではなく、他の国や地域が輸出管理品目を平和利用する正当な権益を損なってはならないと一貫して主張しているということを強調したい。

 中日両国は互いに重要な経済・貿易協力パートナーである。双方は両国首脳会談で達した重要な共通認識を実行に移し、中日間の輸出管理対話メカニズムを生かし、政策面の意思疎通を続け、理解を増進し、相互信頼を高め、産業チェーン・サプライチェーン(供給網)の安定と円滑さを守り、中日経済貿易関係の健全で安定した発展を図らなければならない。

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