オリオールズがコービン・バーンズを獲得 2021年サイ・ヤング賞

スプリング・トレーニングの開幕が迫るなか、昨季ア・リーグ最多の101勝を挙げたオリオールズが念願のエース獲得に成功したようだ。米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者によると、オリオールズとブリュワーズのあいだでトレードが成立。オリオールズはジョーイ・オーティズ、DL・ホールという2人の有望株に加えて2024年ドラフトの全体34位指名権を放出し、2021年にナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝いたブリュワーズのエース、コービン・バーンズを獲得するという。

現在29歳のバーンズは2021年に11勝5敗、防御率2.43、234奪三振の好成績でサイ・ヤング賞を受賞。翌2022年も12勝8敗、防御率2.94、243奪三振と安定した活躍を見せ、昨季は32先発で10勝8敗、防御率3.39、200奪三振を記録した。3年連続で2ケタ勝利&200奪三振を達成している実力者だが、今季終了後にFAとなるため、今オフ中にトレードされる可能性が取り沙汰されていた。

ブリュワーズが獲得するオーティズは25歳の内野手。MLBパイプラインのプロスペクト・ランキングでは全体63位にランクインしており、特に守備面には高い評価が与えられている。昨年4月にメジャーデビューし、15試合で打率.212、0本塁打、4打点、OPS.448を記録した。

ホールは25歳の左腕で、メジャー2年目の昨季は18試合に登板して3勝0敗、2ホールド、防御率3.26を記録。奪三振率10.71、与四球率2.33と投球内容も安定していた。一時は将来のエース候補として期待されたが、「リリーフ向き」との評価が多くなっている。

バーンズの加入により、オリオールズの今季の先発ローテーションはバーンズ、昨季サイ・ヤング賞投票4位のカイル・ブラディッシュ、エース候補のグレイソン・ロドリゲス、ノーヒッター経験のあるジョン・ミーンズ、昨季13勝のディーン・クレーマーという顔ぶれに。念願のエース獲得に成功し、先発ローテーションは大幅にアップグレードされた印象だ。

The post オリオールズがコービン・バーンズを獲得 2021年サイ・ヤング賞 first appeared on MLB.JP.

© MLB Advanced Media, LP.